転職志願

夜のニュースで、コメルス・エキタブル(「フェアー・トレード」:アジア・アフリカ・中南米などの「第三世界」と呼ばれる国のコーヒーやチョコレートなどの生産者に対して「第一世界」の関連産業がミニマムの商品価格を保障し、消費者が浮いた分を負担する商法、また活動する非政府団体のこと)から得た仕事で助かっているという人たちが、手作業や最低限のマシーンで汗水たらして縫ったり叩いたりかき回したり焼いたり詰めたりしているのを見ていると、書いたり読んだり考えたりして偉そうにしている自分が情けなくなる。

まぶしい。

文学は人間の生活に必要だなんて言ったりしているけれど、 実際何かあったとき、確実に生き残れるのは 言葉を操るひとではなく、 自分の手を使って仕事をし、生産している人たちだと思う。

お百姓になればよかった。