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e-cor エコール フランス語コミュニケーション教室

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        日々是々 フランス語とわたしの冒険

        日々是々 フランス語とわたしの冒険

20070325_294857.jpg

えごさん。

March 25, 2007

tramway並木道が一斉に白い花を咲かせたと思ったら、雪が降ったりしてなんだか調子が狂ってしまう一週間でしたが、今日はやっと春っぽい天気に。 コインランドリー日和・・・ トラムにごとごと揺られて、2つ先の駅まで行きますんです。 (洗濯機はまだ来ません。大家さんから連絡があってもう2週間になる。大家さんが連絡をくれるまでさらに一週間・・・なので、先代洗濯機を亡くしてかれこれ3週間のコインランドリー通い)

月曜日提出のAucassin et Nicolette中の古フランス語分析が終わらないんつ・・・(語尾ツ現象) なんでしたっけね、何かを書くお約束をしていたような。。。 そうそう、フラ語脳はエゴさんトリックという話を・・・ 正しくは、égocentrique(エゴサントリック)。つまり、自己中、なのですが。 「自己中心的」、というと、なんだか悪いイメージが浮かんでしまうのですが、相手のコンディションを考慮しないまま自分を押し通すジャイアン的論法(cf.「俺のものは俺のもの、のび太のものも、俺のもの」)のことを指すのではなくて、 常に、相手との関係の中で主語を自分に持ってくる思考方法のことです。 「I(アイ)メッセージ」とも言うそうです。 以前は相手の言動にイライラしたり、傷つけられたわー!と思う時がよくありました。大抵、自分が思い描いていたとおりに相手が動いてくれない、 期待していたとおりの反応が来ない、 というのがその原因だと思います。 自分に不都合または不快な状況に晒されたとき、それを表現したり、疑問を素直にぶつける、ということも、やっぱり難しいことが多いです。 例えば、授業でわからないことを手を上げて質問したり、発言したり、 電車の中で誰かの行為を注意したり、 そういうのってブレーキがかかってしまいます。 こういう時、自分の中でどんなフレーズができるか?というと、 「なんであいつ○×してくれないんだ」 「上司はいつも×※ばかりなんだから!」 「○△ちゃんっていつも◎☆だからイライラさせられる」 「ここ、わからないから質問したいけど、みんなに『そんな事もわからないの?!』って思われるかな・・・」 これらに共通するのが「わたしがいない」。 主語が自分以外の人になってしまっているのです。 「エゴさん」な人は、自分に起きた状況と自分の感情をごっちゃにしないで捉えることができます。 つまり、 「あいつ○×してくれないから不満」という状況があって、 さて、「わたしはそんなあいつに対してどうするかい?」 という、解決に向けた思考回路になります。 といっても、ポジティブな解決(「あいつ」と冷静に話し合ってお互いに問題点について意見を交わし、解決へ持っていく)になるか、爆な解決(絶交とか)になるかは、また別問題ですが。 ところで、フランス人はとても文句を言うのが好きです。 公共機関というのは「働かない、たらいまわし、責任逃れ」の三拍子なのですが、これを改良するつもりがなさそうなのは、愚痴ネタとして是非とっておかなければならないからなのではないかと思っています。 しかし、「Je」なしには自分の気持ちや意見を言えることは殆どないフラ語回路では、「わたしがいない」状態の会話は長続きしません。 私がフランス生活の中で、「おお!!」と感動した愚痴があります(笑)。 大学の事務というのは、採用基準に「不親切で不機嫌な人」とあげられているのではと思う位、毎度何かをたずねに行くたびにガッツを奪われる場所なのですが(最近の文学部はマシになったです)、一度こういうせりふでとっちめられたことがあります。 「Il y a beaucoup d'étudiants comme vous qui me demandent la même chose tous les jours, je suis assez découragée...」 (あんたみたいな生徒が毎日同じことを聞きにくるから、もう私うんざりしてんのよ・・・) découragerは、courage(勇気、がんばる気力)を削ぐという意味の動詞で、êtreを使って受身にし、「へこんだ・・・」「がっかりよ」という気持ちを表すのに使います。これが、レベル1の使い方。 事務所のマダムが使った上級レベルは、「有象無象が入れ替わり立ち代りわけのわからんことを言いに来て、ワタクシのやる気を失くさせた」という受身表現でありながら、 主語の「je」をちゃんと言っているのです! また、この「assez(アッセ、「結構」とか「いい加減にもう」という意味)」の使い方が憎いんだ、これが。このアッセを加えることで、アンニュイな感じを出して「あーもう」感をそこはかとなく醸し出しているのです。 あからさまに私を邪険にしていて、この発言にこちらこそデクラジェだったのですが、 「こんな使い方があったのか!」と思わず感動してしまい、事務のおばはんに反撃せずに撤退した大人な私でした。 さて。これだけ「Je」「je」「JE」と連呼していると、 嫌でも「エゴさん」になってきます。 「わたし」が「何をするのか」。それが唯一考えることなんだと思います。 だって、誰かのことを考えることはできるけど、誰かに代わって考えることはできないし、他人の心を変えることはできないから。 不安もなくなります。だって、自分にできることは限られているから、後はそれを自分のすべてのキャパシティを使って創り上げればいいだけだから。 大切なのは、人がどう評価するかではなくて、 どれだけのことをしたか、自分でわかっているか。 もちろん、他人の意見を聞かないということではないです。 その意見を通して、また「私は何ができるかな」なのです。 どうでしょ、ジュな思考回路。

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