• 参加するには
  • 教室
  • noteの記事
  • スケジュール
  • blog
  • 教室で使う本
  • About
Menu

e-cor エコール フランス語コミュニケーション教室

新潟県新潟市・三条市のフランス語教室
  • 参加するには
  • 教室
  • noteの記事
  • スケジュール
  • blog
  • 教室で使う本
  • About
        日々是々 フランス語とわたしの冒険

        日々是々 フランス語とわたしの冒険

20080308_452800.jpg

e-cor 土曜のアトリエ 動詞の匂い

March 9, 2008

bulle今、わたしこんな感じです。
うーん、だいぶ腫れは引いたのですが、感覚としてなんかこうふぐっぽいというか・・・ 水曜日に最後の難関である左下の親知らずを抜いたのですが、このひとがまたねじくれて生えていたため少々手こずり、結果ふぐなわけです。 帰国後からずっとお世話になっているH先生は本当にとっても信頼できて、まさにゴッドハンドを持っておられるのですが、それにしても親知らずってすごいエネルギー持ってるんですね。 さて、そんなおかめな私を許して頂きつつ土曜日のアトリエ。 今週から文章読解に入ります。 「え?!もういきなりこんなのを読むの?」となるかもしれませんが、正しくフランス語が使えるようになるには正しい例をたくさん知って、それを真似するのが一番手っ取り早い方法、それにはモデルとなる文章、会話にどんどん慣れていくに限ります。 題材はPhilippe Delerm(フィリップ・ドレルム)。 この人の息子、Vincent Delermといえば今のフランスのポップス界において、ひとつの顔となりましたねー。相変わらずオカマっぽい歌いっぷりですが。 この親にしてこの子あり。(オカマっぽいというわけではなく、才能のことです) 今回授業で取り上げた作品は、この作家の名を一躍有名にしたLa Première gorgée de bière et autres plaisirs miniscules (ビールの最初の一口とその他の小さな愉しみ)の中から一遍。今日は『動詞の匂いを嗅ぎ分ける』?!訓練をしました。 文章を読むとなると、その膨大な活字の海に圧倒されてしまうことは大いにあることです。そこで、もし羅針盤を手放してしまったら最後です。 その羅針盤となるのが文法。 どうも文法を「文法の勉強」というカテゴリーの引き出しに閉じ込めて鍵をかけてしまうアプローチが多すぎると普段から思っていました。 私自身、文法を毛嫌いし、馬鹿にしてさえもいました。 文法というのは文法を勉強するためにあるのではなく、書いたり話したり理解したりコミュニケーションをとるため、周りにいる人に意思疎通の際に余計な負担をかけないための気遣いだということをまるきりわかっていなかったんですね・・・。 今、世間で盛んに言われている「応用力」というのは「気遣いの力」とも言えるかもしれません。応用とは、得た知識を「こうも使えるかな?」「これはだめかな?」と試してみる、考えてみることで、よりスムーズなやり取りができるように改良していくことなんでしょう。 例えば、今日の動詞を探す訓練は、実際に今までただの知識の破片だったものを『現場』で応用する実験です。 ここで一番必要なのは「素直さ」! 例えば原形についてなら、ただただ素直に「語尾が-ER,IR...etc.のもの」を探して挙げていくだけ。 確かに、erが付く名詞や形容詞などが幾つか存在しますがそれは本当の例外です。だから、とりあえず疑わずにリストアップしてみて、その中で果たしてこれは当てはまるかどうか?というのを自分の知識を駆使して検証していけばいいのです。 文章を読むというのは、目が捕らえた文字の羅列の組み合わせを、脳がものすごいスピードで処理していくことで成り立っています。今までに見たことがあるという組み合わせのパターンを猛烈な速さで照合して行き、最終的に一番ルールにのっとったものを「結論」として出してきます。 たくさんの文章に触れたり、たくさんの音を聞いたりするのがなぜいいのかというと、脳の中にあるパターンのストックを作るためです。文章をたくさん読んでいれば自然な形で同じパターンに数多く出会うことができ、脳は知らないうちにそれを整理し、累計を取ってカテゴリーごとに保存してくれます。 ストックしてあるデータが薄ければ、知識はあいまいとなり、パターンを探すときにもなかなかヒットしなかったり、似たようなものと摩り替わってしまったりします。ですから、モデルとなるものにきちんと触れ、向き合うことでパターンのストックにつながり、間違いも減っていくということになるのです。 できなかったことにあせりや不快感、自己嫌悪などをどうしても感じてしまいがちですが、考え方を変えてみればむしろどこができていないのかがはっきりしたことで、そこに照準を定めることができるいいチャンスとも受け取れます。 活用を忘れているのであれば思い出せばいいし、根本的なルールや使い方の仕組みがわかっていないのであればもう一度習ったことをおさらいしたり、誰かに聞いてみる・・・具体的に足りないと感じたところを補えばいいのです。 Philippe Delermのcitationをひとつ。 « Ce n’est pas ce que l’on dit qui compte, mais ce qu’on entend » 自分が何を言ったかということなどより、何を聞いたのかということこそが重要なのだ。 毎度、ここの進め方が悪かったなーとか、うっかり間違えて恥ずかしいなーとか、ついつい「自分が言ったこと」にばかり視点が行ってしまいがちな私なのですが、毎度授業で「聞いたこと」は私にとってまさに宝物と言えます。それぞれの生徒さんには独自の才能やセンスがあって、見ていると本当に感心してしまいます。大胆だったり、緻密だったり、勘が良かったり、積極的だったり、素直だったり、選択上手だったり・・・ そんな様子にもっと耳をすませる様でありたいな~と思っています。

In Cours 教室
← NHK文化センター 講座紹介形容詞で深まる私 e-corフランス語コミュニケーション教室 土曜のアトリエ →

LATEST POSTS

Featured
Mar 21, 2018
使える!フランス語辞書アプリ
Mar 21, 2018
Mar 21, 2018
Mar 19, 2018
使える!フランス語辞書 紙版
Mar 19, 2018
Mar 19, 2018
Mar 14, 2018
フランス語学習最強ツール:初級編
Mar 14, 2018
Mar 14, 2018
Mar 9, 2018
仏検の読解問題にどうしても必要な力 (4)
Mar 9, 2018
Mar 9, 2018
Nov 12, 2017
仏検の読解問題にどうしても必要な力(3)
Nov 12, 2017
Nov 12, 2017
Oct 24, 2017
仏検の読解問題にどうしても必要な力(2)
Oct 24, 2017
Oct 24, 2017
May 25, 2016
仏検の読解問題にどうしても必要な力(1)
May 25, 2016
May 25, 2016
Jan 21, 2014
岡本かの子の描くパリジャン的日本紳士
Jan 21, 2014
Jan 21, 2014
May 5, 2013
文法を学ぶということ(後編)
May 5, 2013
May 5, 2013
May 5, 2013
文法を学ぶということ(中編)
May 5, 2013
May 5, 2013
blog archive
  • March 2018 4
  • November 2017 1
  • October 2017 1
  • May 2016 1
  • January 2014 1
  • May 2013 3
  • March 2013 1
  • January 2013 2
  • December 2012 1
  • September 2012 3
  • August 2012 1
  • May 2012 1
  • April 2012 1
  • March 2012 2
  • February 2012 1
  • September 2011 2
  • August 2011 2
  • July 2011 3
  • June 2011 5
  • May 2011 3
  • March 2011 4
  • January 2011 3
  • December 2010 5
  • November 2010 6
  • September 2010 2
  • August 2010 3
  • July 2010 1
  • June 2010 1
  • April 2010 3
  • March 2010 3
  • February 2010 2
  • January 2010 5
  • December 2009 3
  • November 2009 6
  • October 2009 7
  • September 2009 6
  • July 2009 4
  • June 2009 1
  • May 2009 2
  • April 2009 2
  • March 2009 8
  • February 2009 1
  • December 2008 2
  • November 2008 6
  • October 2008 10
  • September 2008 5
  • August 2008 5
  • July 2008 8
  • June 2008 11
  • May 2008 17
  • April 2008 8
  • March 2008 10
  • February 2008 7
  • January 2008 17
  • December 2007 11
  • November 2007 8
  • September 2007 1
  • August 2007 2
  • July 2007 1
  • June 2007 8
  • May 2007 5
  • April 2007 12
  • March 2007 6
  • February 2007 2
  • January 2007 6
  • December 2006 2
  • November 2006 7
  • October 2006 14
  • September 2006 12
  • August 2006 3
  • July 2006 1
  • June 2006 7
  • May 2006 5
  • April 2006 6
  • March 2006 9
  • February 2006 12
  • January 2006 7
  • December 2005 6
  • November 2005 6
  • October 2005 1
Lesson archive
  • November 2019 1
  • September 2019 1
  • August 2019 1
  • July 2019 1
  • May 2019 1
  • April 2019 1
  • March 2019 1
  • January 2019 1
  • December 2018 1
  • November 2018 1
  • September 2018 1
  • August 2018 1
  • July 2018 1
  • June 2018 1
  • May 2018 1
  • March 2018 2
  • February 2018 1
  • December 2017 1
  • November 2017 2
  • October 2017 1
  • September 2017 1
  • August 2017 1
  • June 2017 2
  • April 2017 1
  • March 2017 2
  • February 2017 1
  • December 2016 1
  • November 2016 1
  • October 2016 1
  • September 2016 1
  • August 2016 1
  • July 2016 1
  • June 2016 1
  • May 2016 1
  • April 2016 1
  • March 2016 1
  • February 2016 1
  • January 2016 1
  • December 2015 1
  • November 2015 1
  • October 2015 1
  • September 2015 1
  • August 2015 1
  • July 2015 1
  • May 2015 2
  • April 2015 1
  • March 2015 1
  • February 2015 1
  • January 2015 2
  • December 2014 1
  • November 2014 1
  • October 2014 1
  • September 2014 1
  • August 2014 1
  • July 2014 1
  • June 2014 1
  • May 2014 2
  • April 2014 1
  • March 2014 1
  • February 2014 1
  • January 2014 1

Powered by Squarespace